あなたは間近で「溶岩」を見た事ありますか?
私は昨年ハワイ島のツアーに参加して溶岩を間近で見ることができました!
イメージ通りだった事、そうではなかった事、まさに百聞は一見に如かずの言葉通り、聞くと見るとでは大違い!
とても貴重な体験が出来て、なんとも思い出深い旅になりました。
私たちが溶岩を見に行くことを計画していた時は
といったところが気になっていましたので、この記事で分かりやすく紹介しています!
これからハワイ島で溶岩を見に行く人はぜひ参考にしてみてください!
目次
ハワイ島の溶岩ツアー
溶岩を見にいけるツアーは色々とありますが、時期や吹き出す溶岩の量によって参加できるツアーは限定されてしまので注意しましょう。
例えばハワイ島では海に流れる溶岩を船で見に行くツアーもありますが
キラウェア火山の活動が弱まっていて、溶岩が海まで流れていない時期にあたってしまうと当然参加はできませんので、その辺は事前に調べておく必要があります。
一方、陸で溶岩を見るツアーは海でみるツアーほど流れる溶岩の量に左右されず見に行くことができます。
私たちがハワイ島に行った時期は、ちょうど火山活動が弱まっているタイミングでしたので、陸から見に行くツアーに参加することにしました。
私たちは溶岩ハイキングの半日ツアー(日本語ガイド付き)のツアーに参加しました。
溶岩を見に行く時の服装
溶岩を観測できる場所までは、約1時間程度歩きますので上は半袖でも大丈夫です。
帰りは日が暮れる時間帯になるので海風が少し肌寒いと感じる人もいると思います、なので薄手の上着を携帯しておくといいです。
下は足場が悪い道を歩き続けるため、転んだ特の事を考えて長ズボンを履いておきましょう。
靴はサンダル等ではなく、普段から履いている運動靴でいきましょう。
参加するツアーにもよりますが、飲み物と軽食(サンドイッチ等)が付いている場合がありますので、それらを携帯できるリュックや肩がけのカバンがあると便利です。
溶岩ツアーのコースを紹介
私たちが宿泊していたマウナラニベイホテルにツアーの車が到着したのが12時。
その後はサドルロードを横断し島の東側にある町「ヒロ」を経由して、溶岩観測の最寄り駐車場である「カラパナ駐車場」へ向かいます。
マウナラニからカラパナ駐車場までは大体3時間弱かかりますので、途中サドルロードでトイレ休憩を挟みます。
サドルロードは標高が高く、だいたい雲と同じくらいの高さです。
サドルロードを走行中、突如雲の壁が正面に現れ、横を見ると雲の壁が続いていました。
つまりそのまま直進すると雲の壁に突入します。
徐々に雲の入り口付近を通過しています。
雲の中に入ると外は真っ白で視界は何も見えなくなり、しばらくすると大雨が降り出しました。
標高が下がり雲を通過すると雨はあがり、次第に空が晴れていきました。
なんとも不思議な体験でした。
この感じ、なんとなく思い浮かんだのが天空の城ラピュタに出てくる「竜の巣」
カラパナ駐車場に到着したのが15時頃。
ここからはこんな感じの砂利道を45分ほど歩きますが、ずっと平らな道なのでここは気軽に歩く事ができます。
この道をサイクリングする現地ツアーもあるようでした。
砂利道の途中、最後のトイレがあります。
一番左のトイレのように扉が閉まらないものもあり、トイレの中も決して綺麗と言える状態ではありませんでした 汗
進行方向に向かって右手を見るとこんな感じの溶岩大地が広がっています。
奥に見える山肌の斜面から手前まで、黒い岩は全て溶岩が冷えたものです。
黒い岩で覆われた大地にも、しっかりと根を下ろし綺麗な花が咲いていました。
45分ほど歩くとハワイ火山国立公園の看板が見えてきます。
ここからいよいよ砂利道から外れ、右手の溶岩大地を進んで溶岩観測ポイントまで歩いていきます。
正面に見ている白い靄のようなものが溶岩が流れている場所の目印だそうです。
距離、割とありますよね 汗
溶岩観測ポイントまでは足場が悪く、こんな感じの広めの亀裂がそこら中にありますので注意しながら進みます。
こんな光が届くかどうかも怪しい亀裂の間にも小さな命が芽吹いていました。すごい!
40分ほど歩くと至る所から白い蒸気が発生し始めます。
このエリアでは足の裏で地熱を感じられるようになります。溶岩はもうすぐ近くです!
そこから5分程度歩くと、この日の溶岩観測ポイントに到着しました。
溶岩観測ポイントは日によって異なるそうで、場合によっては山の斜面の方まで行かないと見れない時もあるそうです。
こんな感じで冷えて固まった黒い溶岩の下にアツアツの溶岩が流れていて、それが隙間から見えています。
それがしばらくすると隙間から溢れてきてゆっくりと流れ出します。
水飴のような粘質性のある溶岩なのでゆっくりと流れていきます。
流れ出たと思いきや地形的に流れずにその場で冷えて固まっていく溶岩もあったり
斜面の入り口から流れ出た溶岩は一気に下の方へ流れていったり
そうかと思えば下の方で流れが弱まり、ウネウネとした形状を作りながら冷えて固まっていく。
これの繰り返しでこの黒い大地の独特な表面が形成されたということですね。
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溶岩で実験
ウネウネと動いているその姿はまるで陸を這うタコの様。
溶岩から2メートルくらいの距離でも目が焼けるように熱く、長い時間は近くで見る事はできませんでした。
TVや映画等でしか見たことなかった溶岩は、間近で見ると想像を絶する熱さでした。
キャンプファイヤーの様な大きな火に熱くて近づけない感じ分かります?あれをもっと強烈にした感じです 笑
果たしてこの溶岩に触れたものはどうなるのでしょう?
分からない・・・、けど真実をこの目で確かめたい!
という事で「熱い」なんてもんじゃない熱さを我慢し、割り箸をベストポジションに設置してみました。
許してくれ割り箸!
少しずつ割り箸に迫る溶岩、割り箸まであと1㎝ほどの距離。
果たして割り箸はどうなるのでしょうか?緊張とワクワクが頂点に達した次の瞬間!
一瞬で燃えました
溶岩に触れると溶けるのでも飲み込まれるでもなく、「燃える」という事みたいです。しかも一瞬で。
水もひっ掛けてみましたが、こちらも一瞬で蒸発します。
ちょっと溶岩の上をチョロチョロと流れてるうちに蒸発とかではなく一瞬です。
おそるべし溶岩です。(そりゃ火拳では勝てません 笑)
溶岩ツアーの注意点
平らな砂利道を離れてから溶岩の観測ポイントまでは足場の悪い道を40分ほど歩きます。
担当するガイドさんにもよると思いますが、日暮れまでの時間の都合上、結構早めのスピードで歩きます。
溶岩大地に入ると油断したら足を引っ掛けて転んでしまいそうなウネウネ道がほとんどです。
しかも固まった溶岩はガラスのように鋭いため、転んだ場合に大変な傷になる可能性があるので十分注意する必要があります。
それとツアー参加の条件はよく確認しておいてください。
- 13歳未満のお子様は参加不可
- 喘息、心臓疾患、呼吸器系疾患のある方は参加不可
- 妊娠中の方は参加不可
といった内容はどのツアーにもありますので、事前によく読んでおきましょう。
まとめ
溶岩を見て最寄りの駐車場に戻ってくる頃には夕暮れ時になっていました。
日本でこんなに溶岩を間近で見れるツアーはないと思います、ハワイならではのツアーと言えるでしょう。
間違いなく一生の思い出になる強烈な熱さ、そんなアツアツの溶岩を是非とも間近で見に行ってみてください。