こんな疑問にお答えします。
WordPressのプラグインは、ざっと1,000種類以上あるので、WordPressブログを初めたばかりの人は、どのプラグインをインストールすればよいか分からないですよね。
私自身もブログを始めた頃に、WordPressのおすすめプラグインを紹介しているサイトをいくつか参考にしてみましたが、これがサイトによってバラバラ。
結局、どのプラグインを入れたらいいのかよく分からないまま、手当たり次第に入れていた記憶があります…。
そこで本記事では、ブログ初心者の人におすすめしたい「本当に必要なプラグイン」を厳選して紹介していきます!
これからプラグインをインストールしようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
それでは、ご覧下さい!
目次
【前提】WordPressプラグインとは?
WordPressプラグインとは、簡単に言うと「WordPressの機能を拡張するもの」です。
WordPressでは、標準搭載する機能は最低限に抑えて、用途に応じてプラグインで機能拡張するように予め設計されています。
なので、自分のサイトに欲しい機能を、プラグインの中から自由に選んで、どんどん機能拡張していくことが可能となっています。
WordPressプラグイン導入前の注意点
続いて、WordPressプラグイン導入前に、注意しておきたいポイントについてご紹介します。次の5つです。
- 不要なプラグインはなるべく入れない
- 更新の無いプラグインは追加しない
- 不要なプラグインは削除する
- プラグインのアップデートは必ず行う
- テーマとの相性をチェックする
順番に説明していきます。
【注意点①】不要なプラグインはなるべく入れない
基本無料なんだし、良いと思ったらとりあえず入れておけばいいのでは?と思うかもしれませんが、プラグインの入れすぎはNGです。
理由は次のとおりです。
- 不具合を起こす原因になる
- セキュリティが弱くなる
- サーバーへの負荷が大きくなり表示速度が遅くなる
プラグインを入れすぎると、このような悪い影響がサイトに出てしまいますので、注意が必要です。
なので、あなたのサイトで本当に使うものだけをチョイスするように心がけましょう。
【注意点②】更新の無いプラグインは追加しない
プラグインをインストールする際は、有効インストール数と最終更新日を確認するようにしましょう。
確認方法は簡単で、WordPressのプラグイン追加画面から確認できます。
例えば、上記のプラグインの場合ですと
- 有効インストール数は10未満
- 最終更新は11年前
と、インストール数も少なく、最後の更新タイミングも随分古いことが分かります。
数ヶ月くらいであれば問題ないですが、最終更新日が3年以上前だったりしますと安全性に不安があります。
上記のように、各プラグインの更新情報は、簡単に確認することができますので、インストール前には必ずチェックするようにしましょう。
【注意点③】不要なプラグインは削除する
使わないプラグインは、削除するようにしてください。
ポイントは、無効化をするのではなく削除をするということです。
無効化した状態ですと、あくまで使わない設定にしただけであって、機能自体はWordPress上に存在しています。
残していたプラグインに致命的なバグがあった場合、結果としてセキュリティーホールになってしまう恐れもありますので、必ず削除するようにしましょう。
【注意点④】プラグインのアップデートは必ず行う
プラグインに更新のお知らせが来たら、必ずアップデートするようにしましょう。
プラグインにアップデートがあると、WordPress管理画面のメニューに赤い数字アイコンが表示されます。
このような感じですね。
難しい操作はなく、クリック操作だけで更新できますので、更新がある際はできるだけ早くアップデートしましょう。
【注意点⑤】テーマとの相性をチェックする
WordPressのテーマによっては、使用することを非推奨としているプラグインが存在する場合があるので注意しましょう。
理由は様々ですが、大体このような感じです
- テーマの標準機能として既に備わっているから
- 入れることでテーマが正しく動かなくなってしまうから
テーマの公式ホームページや公式マニュアルなどで、推奨プラグイン情報を発信している場合もありますので、導入前に確認するようにしましょう。
WordPressプラグインの導入手順
続いて、WordPressプラグインの具体的な導入手順を説明します。
プラグインを追加するには、メニューから「プラグイン」→「新規追加」を選択します。
プラグインを追加する画面が表示されたら、画面右上のテキストボックスに追加したいプラグイン名を入力します。
入力が終わると自動で検索結果が表示されますので、該当するプラグインの「今すぐインストール」ボタンをクリックしてください。
インストール後、「有効化」ボタンをクリックします。
画面が切り替わり、「プラグインを有効化しました。」と表示されればOKです。同じ手順で、他のプラグインも追加してください。
【必ず入れるべき】WordPressプラグインおすすめ5つ
続いて、ブログ初心者が必ず入れるべきおすすめプラグインをご紹介します。次の5つです。
- Akismet Spam Protection
- XML Sitemaps
- BackWPup
- Advanced Editor Tools
- EWWW Image Optimizer
順番に説明していきます。
①Akismet Spam Protection
「Akismet Spam Protection」は、スパムコメント(迷惑コメント)を対策するプラグインです。
ブログ運営をしばらくしていると、スパムコメントが増えてきます。
一つひとつ手で決していくこともできますが、面倒過ぎますのでAkismetを使用して対策するようにしましょう。
このプラグイン使うと、スパムコメントを自動で専用のフォルダーに振り分けてくれますので、わざわざコメントの内容を確認する必要もありません。
②XML Sitemaps
「XML Sitemaps」は、「XMLサイトマップ」を自動で作成してくれるプラグインです。
XMLサイトマップとは、検索エンジンにあなたのブログ内のコンテンツの内容をお知らせして認識させるものです。
XMLサイトマップは手動で作ることもできますが、記事を公開・更新するたびに作って通知する必要があるので、手間も時間も相当かかってしまいます。
XML Sitemapsを使えば、あなたのブログの記事が公開・更新されるたびに、XMLサイトマップを自動で作成して通知までしてくれます。
③BackWPup
「BackWPup」は、あなたのブログのバックアップを自動で取ってくれるプラグインです。
レンタルサーバーの不具合などにより、データが消失してしまうリスクは0ではありません。
データがなくなれば、当然、今までの作ったブログ記事などのコンテンツはなくなってしまうので、また初めからブログ記事を作成していかなければなりません。
仮に、ものすごい収益化できていたブログであれば、その損失は計り知れませんよね?なのでバックアップが必要というわけです。
BackWPupを使うことで、初心者の方や専門的な知識がない人でも、自動バックアップを取得することが可能となります。
設定画面からバックアップ周期(スケジュール)も簡単に設定できますので、とても使いやすいプラグインです。
④Advanced Editor Tools
「Advanced Editor Tools」(TinyMCE Advanced)を使うと、WordPressの投稿画面をカスタマイズすることができます。
具体的にはこのような感じですね。
インストール前
インストール後
このように、記事投稿画面の編集メニューを増やすことができます。
「Advanced Editor Tools」を追加することで、HTMLなどの専門知識がない人でも記事作成機能を直感的に使うことが可能となりますので、作業効率がぐんと上がります。
⑤EWWW Image Optimizer
「EWWW Image Optimizer」は、WordPressにアップロードする画像のサイズを自動的に圧縮してくれるプラグインです。
ブログ記事を作成するとき、文字だけのページより画像を入れた方が見やすくなりますので、ほとんどの人がある程度の画像を入れると思います。
ですが、画像を入れすぎてしまうと、サイトの表示速度に悪い影響が出てしまいます。
表示速度の遅いサイトは、読者にストレスを感じさせてしまいますので、サイト離脱する可能性が増します。
ですが、記事作成の際に、一つひとつ画像を圧縮していては、作業効率が悪すぎますよね?
EWWW Image Optimizerを導入しておけば、いちいち意識しなくても、自動で画像の圧縮をしてくれますので楽ちんです。
【入れておくと便利】WordPressプラグインおすすめ6つ
以上が、ブログ初心者が必ず入れるべきおすすめプラグイン5つになります。
ここからは、必ず入れておくべきものではありませんが、入れておくと便利なプラグインをご紹介します。次の6つです。
- All in One SEO
- Classic Editor
- Contact Form 7
- Table of Contents Plus
- Broken Link Checker
- WP Multibyte Patch
順番に説明していきます。
①All in One SEO
「All in One SEO」は、SEOの設定を行ってくれるプラグインです。
All in One SEOは、とにかくできることが非常に多く、ブログ初心者には必須プラグインと紹介しているサイトも多いです。
All in One SEOのできること
ですが、「AFFINGER5(アフィンガー5)」など、All in one SEOの機能を搭載しているテーマを使用する場合は、インストール不要です。
機能重複による不具合を防ぐため、インストール自体を推奨していないテーマもあるので、お使いのテーマで使っても問題ないかを確認してから導入するようにしましょう。
②Classic Editor
「Classic Editor」は、WordPressの記事投稿ページを昔のエディタスタイルに戻すプラグインです。
WordPressは2018年に大型アップデートをしましたが、その際、記事作成に用いる標準エディタが「ブロックエディタ(Gutenberg)」に変更となりました。
このブロックエディタは少しクセが強いので、初心者の人や今までのエディタに慣れていた人にとっては、とても使いにくいものになりました。
ですが、Classic Editorを導入することで、今まで通りのエディターを使用することが可能となります。
「AFFINGER5(アフィンガー5)」など、いくつかの有料テーマは、Classic Editorを推奨としているものもありますので、あなたの使用しているテーマの推奨エディタに合わせて使ってみてください。
③Contact Form 7
「Contact Form 7」は、お問い合わせフォームを設置することができるプラグインです。
どのようなサイト運営にするかで使用要否は分かれるところですが、ブログアフィリエイトをするなら必ず設置するようにしましょう。
理由は、クローズドASPからのスカウト連絡や、高単価案件の広告掲載依頼など、おいしい話がお問い合わせフォームから来ることがあるからです。
④Table of Contents Plus
「Table of Contents Plus」は、記事の中に自動で目次を作ってくれるプラグインです。
目次があることで、読者は冒頭で記事全体を把握することができるので使用性が高まります。
ただし、使用するテーマによっては、標準機能として目次を作成してくれるものもありますので、その辺りを確認してから使うかどうか判断するようにしましょう。
⑤Broken Link Checker
「Broken Link Checker」は、サイト内の広告などに、リンク切れがあるかどうかをチェックしてくれるプラグインです。
リンク切れの状態はSEO的にも好ましいものではありません。
かといって、過去に書いた記事を日々一つひとつチェックしていくのは現実的ではありませんよね?
「Broken Link Checker」を導入することで、リンク切れを自動的に検知できるようになります。
リンク切れを検知すると以下のような通知メールが送られて来ます。
確認のためにWordPress管理画面にアクセスする必要もなく、検知したタイミングで送られて来ますので、早い段階で対処できてしまいます。
⑥WP Multibyte Patch
WordPressは、英語圏で開発されたソフトウェアなので、日本語などのマルチバイト文字を使うと、文字化けといった表示上の不具合が生じることがあります。
「WP Multibyte Patch」を使えば、そういった不具合を予防することが可能です。
具体的には以下のような感じです。
- WordPressから日本語でメール送信しても文字化けしない
- 画像などのファイル名に日本語を使用していてもアップロード時に文字化けしない
- サイト内検索時にキーワードを全角スペースで区切れるようになる
サイト運営上、日本語を使用する人には非常に便利なプラグインですので、必要な人はインストールして有効化しておきましょう。
まとめ:プラグインは必要最低限に留めよう!
この記事ではブログ初心者におすすめのプラグインを紹介してきました。
これからブログ運営をしていく上で必要最低限のプラグインに絞っていますので、ぜひ導入してみてくださいね!
他にも魅力的なプラグインは数多く存在しますが、前述のとおり、入れ過ぎは禁物です。
あなたがブログ運営をしていく中で、「必要だ」と感じた時に入れればOKです。プラグインは今より便利になるものなので、導入が遅いとか早いとかは基本ありません。
この記事があなたのブログライフの参考になれば幸いです!
以上、最後までお読みいただきありがとうございました!