こんな疑問にお答えします。
2018年に公開され大ヒットした映画「ヴェノム」から3年。その続編にあたる『ヴェノム2』がいよいよ公開となります!
今作では、ヴェノムやスパイダーマンにとって最強の敵である『カーネイジ』が登場します。
カーネイジと言えば、原作ではスパイダーマンやヴェノムよりも圧倒的に強く凶悪なキャラクター。
映画『ヴェノム2』ではどのようにヴェノムと対峙するのか、非常に気になるところです!
というわけで、この記事では、カーネイジの正体や、ヴェノムとの違いについて解説しています!
目次
ヴェノム2の予告映像
そもそもヴェノムって何者?
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ヴェノムとは、「スパイダーマン」に登場する悪役(ヴィラン)で、第二のスパイダーマンとも言える存在です。
このヴェノムをデザインしたのは、「スポーン」の作者で有名なドッド・マクファーレンなのですが
キャラクターの凶暴性や謎めいたところが多いことから、ファンの間では大変人気のあるキャラクターです。
登場初期の頃は「悪のスパイダーマン」といった役どころに過ぎませんでしたが、完全な「悪」とは言えないキャラクター性や活躍っぷり
そして、ヴェノムよりも凶悪極まりない「カーネイジ」というキャラクターの登場などもあり
ヴェノムは悪役ではなくスパイダーマンのライバルという立ち位置で定着しました。
ヴェノムの正体とは?
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スパイダーマンの宿敵「ヴェノム」の正体は、「シンビオート」と呼ばれる地球外の寄生生命体です。
「ヴェノム」というは固有名詞で、人間にシンビオートが寄生したことで「ヴェノム」呼ばれるようになります。
なので、他の人間にシンビオートが寄生し共生した「カーネイジ」などのキャラクターもいます。
不思議な設定が、この「シンビオート」自身にも意志があるという点です。
したがって、寄主とシンビオートで会話をすることも可能というわけです。
寄生された人間は超人的な腕力や俊敏性、さらには肉体の異様な回復力を得ることができます。
それに加え感情や衝動をシンビオートと共有することで、さらに強い力を発揮できるようになります。
シンビオートとの共生体であるため、一人称は「俺たち(We)」となります。
スパイダーマンとの関係とは?
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原作では、ヴェノムはスパイダーマンのヴィランとして描かれています。
サム・ライミ監督の「スパイダーマン3」(2007)では、原作と同じ内容で登場しています。
この時の映画では、シンビオートが隕石とともに地球に飛来して、ベンおじさん殺害の真犯人への恨みにかられたピーターに寄生しました。
その結果、ブラックスーツが特徴の「ブラック・スパイダーマン」が誕生しました。
その後、寄生体(シンビオート)の存在やその中毒性、危険性に気づいたピーターは、シンビオートとの離別を決意。
シンビオートの嫌がる金属音を教会の鐘の音で代用し、なんとかシンビオートを自分の体から引き剥がすことに成功しました。
スパイダーマンから離れたシンビオートが次に寄生したのは、デイリー・ビューグル紙のカメラマンとして活躍する一方で、ピーターを妬む「エディ・ブロック」でした。
まとめると
シンビオートとして宇宙から地球に飛来
↓
スパイダーマンに寄生
(スパイダーマンの能力をコピー)
↓
スパイダーマンから離れる
↓
エディ・ブロックに寄生
↓
ヴェノム誕生
(スパイダーマンの能力が使える)
といった感じですね。
映画『ヴェノム』では、スパイダーマンは登場しませんでしたが、シンビオートに寄生されヴェノムとなったのは『エディ・ブロック』なので、寄主の設定は原作と同じです。
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ヴェノム最強ヴィラン「カーネイジ」の正体とは?
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原作でカーネイジは、ヴェノムに続いて誕生した「第3のスパイダーマン」という位置付けです。
「カーネイジ」というキャラクター、名前の意味は「大虐殺」
ダークヒーロー的な立ち位置の「ヴェノム」と異なり、カーネイジはとにかく凶悪かつ冷徹な悪です。
寄主の名前は「クレタス・キャサディ」という囚人。
クレタスは、元より人類全てが死ねばいいなどと考えている凶悪な殺人鬼で、かつて投獄されたエディとは同室にいた人物です。
原作だと、エディはシンビオート・コスチュームを手に入れて「ヴェノム」となり脱走しました。
脱走に失敗したクレタスは監獄に足止めと思いきや、監獄に残存していたシンビオートの一部が、クレタスの凶悪性に呼応するかのようにクレタスと合体し、最強最悪の「カーネイジ」が誕生しました。
前作『ヴェノム』のエンドクレジットシーンでも、ウディ・ハレルソン演じるクレタス・キャサディが囚人として登場しています。
そこで彼は、「俺がここを出たら大虐殺(カーネイジ)になるぞ」と、カーネイジ登場を匂わせる発言をして物語は終幕します。
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ヴェノムとカーネイジの違いとは?
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カーネイジがヴェノムと異なる点は、快楽で殺人を侵す凶暴性とその力の強大さです。
超能力と怪力においては、スパイダーマンはおろか、ヴェノムも上回っています。
カーネイジの出現に際して、原作ではスパイダーマンとヴェノムが手を組んだほどでしたが、2人の力を持ってしてもカーネイジを投獄するのがやっとでした。
映画『ヴェノム2』に登場するカーネイジは、ヴェノムと異なるの能力として次のようなことができるようです。
- 霧状に姿を変える
- あらゆる形状の蔦になれる
- 体の一部を変化させ武器化できる
また、アンディ・サーキス監督は、カーネイジについて、次のようにもコメントしています。
すべてのシンビオートは、その宿主である人間の性格を反映している。だから、カーネイジ(クレタス・キャサディ)の闇や、遊び心、咄嗟の鋭い知恵、奇妙さを表現することができる。クレタスは本物の知性とユーモアのセンスを持っているので、彼とリンクしているシンビオートにそれを反映させた。
GNインタビュー内容より引用
まとめ:スパイダーマンの登場が今後を大きく左右する!
この記事では、ヴェノムやカーネイジについてご紹介してきました。
残忍ではあるものの、あくまでダークヒーローという立ち位置であるヴェノムに対し、寄主の残忍な性格がシンビオートと呼応し凶悪極まりない存在となったカーネイジ。
原作では、宿敵であるスパイダーマンと手を組まなければ、どうすることもできないほどの相手でした。
なので、私個人としては、『スパイダーマン』の登場なくして、ヴェノム2は終われない気がしています。
それだけではなく、今後の物語の広がりにおいても、スパイダーマンはとても重要な意味を持つと思います。
マーベルスタジオの社長である『ケヴィン・ファイギ』は、スパイダーマンについて『複数のシネマティック・ユニバースを行き来する唯一のヒーロー』とコメントしています。
今作のヴェノム最大のピンチに、SONY、マーベルの垣根を飛び越え、スパイダーマンが登場する展開に期待したいところですね!
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