今年に入ってGoogleアドセンスの管理画面にログインしたところ、こんなメッセージが表示されていることに気が付きました。

「この問題を今すぐに修正してください」
というところ、いや厳密には「問題」というところがとても気になります。
という事で、この記事ではこんな事を書いています。
- このエラーメッセージは何なのか?
- どうしたら消せるのか?
それではご覧下さい。
目次
そもそもads.txtのエラーって何?
アズテキストと読むこのファイルのエラー、簡単に言ってしまえば
「広告詐欺を減らすための仕組み」があるんだけど、おたくのブログは出来ていませんね。
といった内容のようです。
アドフラウドという広告詐欺を防ぐために、アメリカのIAB(Interactive Advertising Bureau)の研究・開発組織IAB Tech Labが
2017年5月に発表したツール(仕組み)、それが「ads.txt」というわけです。
現在、ブログやサイトに「ads.txt」を設置することが「推奨」されているようなのですが、義務化はされていようです。
ブログ自体にはどんな影響があるの?
前述のアドフラウド(広告詐欺)は、収益性の高いブログやサイトのドメインになりすまして
発生した収益の一部を横取りしてしまいます。
つまり、広告料を支払う企業側からすると、広告がクリックされても一向に集客につながらないため
広告を掲載しているブログやサイトへの評価を下げ、広告掲載を取りやめるなんてことも起こり得ます。
広告を掲載しているブログ側からすれば、収益の一部が横取りされてしまう上に
企業側からの評価も下がるという大きなリスクを孕んでいるということです。
とは言いつつも、、、個人ブログであれば企業と直接やりとりしているケースなんてほとんど無いと思いますし
収益性も高くない個人ブログであれば、この問題
放っておいても影響ないかなー…なんて一瞬思ったりもしましたが
多かれ少なかれ、様々な企業の広告を掲載しているコンテンツである以上
アドフラウド対策をしているブログであるべきだと考え「ads.txt」を設置することにしました。
ads.txtのエラーメッセージを消す方法
アドフラウド対策への一歩。
「ads.txt」のエラーメッセージを消す手順としては
- ads.txtファイルを作成
- ads.txtファイルをサーバー上にアップロード
のわずか2ステップで完了となります。
それでは、細かな手順を一つずつ見ていきましょう。
ads.txtを作成する
テキストファイルを作成します。(ファイル名は「ads.txt」)
続いて、「ads.txt」ファイルに以下1行を記入して保存します。
google.com, pub-0000000000000000, DIRECT, f08c47fec0942fa0
赤字の箇所は、Googleアドセンスから発行されたあなたのサイト運営者IDの数字部分に置き換えてください。
サイト運営者IDの数字部分は、Googleアドセンスの管理画面にログインして、「アカウント情報」で確認できます。
なお、記入する上記1行を「カンマ(,)」で区切ったそれぞれのフィールドには下表のような意味があるようです。
フィールド | 内容 | 設定値 |
1 | 広告配信システムのドメイン名 | google.com |
2 | サイト運営者のアカウントID | pub-0000000000000000 |
3 | アカウントまたは関係のタイプ | DIRECT/RESELLER ※Googleアドセンスの自分のアカウントで広告を掲載する場合は「DIRECT」 |
4 | 認証機関の ID | f08c47fec0942fa0 |
これで「ads.txt」ファイルは完成です。

ads.txtファイルをサーバー上にアップロードする
次に上で作成した「ads.txt」ファイルをサーバー上にアップロードします。
私が使用しているXサーバーの場合だと
- Xサーバー管理画面にログイン
- サーバーメニューのファイル管理ボタンをクリック
- ルートディレクトリ(/kyuonohohaba.com/public_html/)に移動
- 作成してあるads.txtファイルを選択してアップロード
といった流れで実施していきます。
それでは順番に見ていきましょう。
Xサーバーにログイン後、サーバーメニューにある「ファイル管理」ボタンをクリックします。
続いて、自分のサイトのドメイン名のファイル名(フォルダ)をクリックします。

続いて、「public_html」をクリックします。
「ads.txt」ファイルをアップロードしたい場所(/kyounohohaba.com/public_html/)に到着しました。
この場所に「ads.txt」ファイルをアップロードしますので、「ファイルのアップロード」にある「ファイルを選択」ボタンをクリックします。
↑の手順で作成した「ads.txt」ファイルを選択します。
すると、「ファイルを選択」ボタンの横にファイル名「ads」が表示されましたので、「アップロード」ボタンをクリックします。
画面左のファイル名の一覧に「ads.txt」ファイルが追加されました。
これで、「ads.txt」の設置は完了です。
設置がうまくいっていれば、2日〜6日程度で、エラーメッセージは消えるようです。
私の場合はファイルをアップロードした翌日には消えていました。
最後に
いかがでしたでしょうか?
正直なところ、この記事を書くまで「ads.txt」の存在すら知らなかった私ですが、エラーメッセージが表示されたことを機に
それがどんなエラーで、どんな経緯や背景のある問題なのかを、簡単ではありますが知ることができました。
エラーメッセージを消す手順もやってみれば決して難しいものではありません。
この記事が参考になれば幸いです。