早いもので私の娘のお食い初めがやってきました。
ええ、ただね、やってきたはいいのですが、私がね
といった状態だったので、ネットで検索したり本屋でそれらしい本を物色してみたりして調べました。
すると地方によって「お食い初め」の風習が異なるみたいで、結局どれが正解なのか分からない!笑
分からないながらも、きっとこういう事なんだろうと手探りで進め、無事に?お食い初めを終えることが出来ました。
という事で、この記事では「お食い初め」について、私たち夫婦が用意して良かったものなどを紹介しています。
目次
そもそもお食い初めって何?
お食い初め(おくいぞめ)とは、赤ちゃんのお祝いの行事の一種で
生後100日〜120日目の頃に
というなかなか大胆な願いを込めて、ごちそうを「食べさせる真似」をする儀式のことみたいです。
お食い初めはいつやればいいの?
日にちとしては生後100日〜120日目に行うのが一般的なようですが、絶対にその日で行わなければいけない!という事ではないようです。
お食い初め当日は、父母両方の両親を自宅に招いてお祝いするので、家族全員の都合が合う日にするのはもちろんのこと、
まず何よりも赤ちゃんの体調を第一に考えて計画するのが重要です。
こんな極端な人はいないと思いますが、「生後100日で必ずやらなきゃいけないもの」という思い込みがあると
もしかしたらこういった発想に至ってしまうかもしれませんので注意です。
あとは、100日近辺が極端に寒い時期や暑い時期なのであれば、気候のおだやかな時期に敢えてずらして計画してもいいそうです。
お食い初めの料理の顔ぶれは?
鯛
赤い色がめでたい色ということで、昔からお祝いごとでは欠かせない魚とされてきたようです。
七福神の恵比寿様が釣っている魚もこの鯛という事で、日本では古くからお祝いの席で食べられてきた魚みたいですね。
赤飯
これ知らなかったんですが、赤飯には邪気を祓ったり魔除けの意味が込められているようです。
お吸い物
お吸い物には赤ちゃんの「吸う」力が強くなるように!という意味が込められているそうです。
煮物
煮物にはにんじん、大根、かぼちゃ、しいたけ、その他に旬の食材なども利用するといいみたいです。
香の物
一般的には季節の野菜を漬けた香の物や酢の物とされているようですが、私たちは梅干しで代用しました。
お食い初めの料理以外で必要なものは?
お食い初め用の食器
お椀は漆器や素焼きのもので、一般的には
- 男の子用は全部が朱塗り
- 女の子用は外側が黒塗りで内側が朱塗り
とされているようですが、私たちは色は気にせず用意しました。
祝い箸
祝い箸とは柳でつくられた、両端が細くなっているお箸のことで縁起が良いとされているようです。
まぁ、これも一家に一膳くらいはあるちょっと豪華な雰囲気を醸し出していて
「他の箸とは一緒にしないでくれる!」ときっと思っているであろう箸で代用するのもアリだと思います。
歯固め(はがため)の石
赤ちゃんに丈夫な歯が生えることを願う、「歯固めの儀式」で使用します。お宮参りの際に神社からもらうのが一般的のようです。
無い場合は河原など近場で拾ったもので代用してもいいようですが、衛生面が心配ですのでよく洗って使いましょう。
お食い初めで用意してみて良かったもの
お食い初めのために用意して良くなかったものはないのですが、どうやって調達するか悩んだものがありました。
それが料理で必要な「鯛」です。
鯛は切り身ではなく尾頭付きとなるので、そもそも
- 近所のスーパーにちょうどいいサイズって売っているんだっけ?
- お食い初め当日にそこそこのサイズの鯛を調理する時間あるの?
といったところが私たち夫婦にとって大きなネックに 汗
とネットを調べていたところ、いいものがあるではありませんか!
それがこちら
お食い初め用の「鯛のセット」です。
例えば上に表示されている「お食い初め 鯛 はまぐり セット300g」であれば
- 天然真鯛1尾300g(25cm前後) 塩焼き
- 敷き紙(無料プレゼント)
- お飾り(無料プレゼント)
- 祝い箸 1膳
- はまぐり お吸い物4食分
が付いてきます。
鯛も「天然の真鯛」ですし、サイズも「25cm」と十分な大きさ、それが「焼いた状態」で届きます。
何かと忙しい当日に調理不要なのは助かりますよね!
さすがに天然だけあって味もよく、美味しいのですが、あなどれないのが付属のはまぐりのお吸い物!これまた美味しかった!
さらに敷き紙にお飾りに祝い膳まで付いてくるので鯛周りはこれで万全です。
結果、私たちのお食い初めはこんな感じでした
まずお食い初めの料理をのせる食器ですが、妻のお母さんが持っていた漆塗りの食器を使わせて頂きました。
随分長いこと使っていなかったようですが、保存状態抜群で大変助かりました。
ネットで気になっていたのはこちら。
そして、写真中央の石。もう既にお気付きとは思いますが、念のためお伝えしておきますと、「歯固めの石」です。汗
これしか無かったんですよね。「歯固めの石」が務まりそうな手持ちの石。
でも、あとからネットで調べてみたら、ちょうどいい「歯固めの石」がありました。
我々大人たちが食べるご飯としてお寿司も用意しました。
そして私たち夫婦オススメの鯛も並べて卓上はこんな感じに。
漆の食器の蓋をあけると、赤飯、お吸い物、香の物、煮物がスタンバイ。
これで鯛を含めたお食い初め5種のメインディッシュが揃いました。
お食い初めの順番
メインディッシュの準備が整ったら、いざ「お食い初め」です。
「食べさせる真似ごと」にも順番があるようで
- ご飯
- お吸い物
- ご飯
- お魚
- ご飯
- お吸い物
上記1〜6の食べさせる真似を3回繰り返すのが儀式のフルコースらしいです。それが終わったら、次に「歯固め」の儀式という流れ。
チュンチュンストーン…失礼、歯固めの石にお箸を軽くちょんちょんとあててから、
「丈夫な歯が生えますように」という願いをこめて、そのお箸を赤ちゃんの歯ぐきに優しくちょんちょんとあてたら儀式は完了のようです。
ちなみに私たちの場合は娘のご機嫌を伺いながらで、上記1〜6の3回どころか一巡もできず、ドタバタしながら歯固めの儀式をして終了でした。
最後に
ドタバタしながらも何とか娘の「お食い初め」を終えることができた…のかな?笑
日本の古来からの独特な風習で、現代の感覚からすると少し不思議だなーと思ってしまいますが
いつの世も子を思う親の気持ちは変わらないという事ですね。
以上、娘のお食い初めの話でした。