妊娠すると、多くの人が経験する悪阻。
今まで大好きだったメニューが急に見るのも嫌になってしまうという不思議…。
できれば何も食べたくないのに、何か食べていないと気持ち悪いという苦しみ…。
この記事を見ている方は、今まさに悪阻の真っ最中で、毎日何を食べられるのか手探り状態の方が多いのではないでしょうか。
私自身も、悪阻の時はよく「悪阻 食べられたもの」で検索しては、先輩妊婦さんの体験談を元に、
一つ一つ食べながら、恐る恐る確認する毎日でした。
悪阻は本当に辛いです。
そんなことばかり考えて泣きながら過ごしていた私も、無事に
そう思える自分に戻ることができました。
悪阻を乗り越えた今、悪阻中に私自身が役立った「先輩妊婦さんの体験談」として、
今度は、私自身が悪阻中に食べられなかったもの、そして、食べられたものをご紹介したいと思います。
目次
私の悪阻の始まり
私が、初めて悪阻による食の好みの変化を感じたのは、和食を食べた時のことでした。
「食べた時」というよりは「見た時」と言った方が正確かもしれません。
その時、私は毎日会社に手作りのお弁当を持って行っていて、土日におかずのストックを大量に作る生活をしていました。
月曜日、火曜日と普通に食べていた作り置きのおかずが、水曜日、弁当箱に詰め込んでいる段階で
なぜか…味を想像するだけで吐き気を覚えました。
その時作っていたおかずは、確か、かぼちゃの煮物と甘辛い味付けの玉こんにゃく。
もともと好き嫌いが特に無かった私にとって、食べ物に対して、見ただけであんなにも強い嫌悪感を抱いたのは初めてでした。
悪阻中に食べられなかったもの
食べられなかったもの
- みりん等の甘い味付け
- 和風だし、コンソメ、鶏がらだし等の化学調味料
- デミグラスソース、グラタン等のドロッと系
- おかゆ、うどん、野菜スープ等のあっさりとした味付け
- パスタソースやシーザードレッシング等のニンニクの香り強めなもの
悪阻が始まって以来、特に食べられなくなったものは和食全般。
みりん等の甘い味付けが一切受け付けなくなりました。
自分でもびっくりしたのは、「肉じゃが味のお菓子」をスーパーで見た時。
なんとパッケージの絵を見ただけで気持ち悪くなってしまったのです。
食わず嫌いではなく、味を知ってしまっているからこその拒否反応なのでしょうか。
人間の身体って不思議です。
悪阻中は常に「食べられるもの探し」の毎日でした。
そもそも、あまり食欲自体なかったのですが、食べ悪阻だったので、食べずにいると余計気持ちが悪く…。
初めは、「食欲がないといえば風邪!」の単純な方程式から、風邪をひいた時に食べたくなる、おかゆやうどん、野菜スープ等を作ってみたのですが、
一口食べて…、気持ち悪い…。
全く食べられませんでした。
当然というかなんというか、悪阻と風邪って違うんですね。
薄い味付けよりかは、どちらかといえば濃い味付けの方が食べられる率が高かったように思います。
実際に恐る恐る食べてみないと、自分が食べられるものなのか、食べられないものなのか、自分のことなのに全く分かりませんでした。
しかも、昨日食べられたものが、今日は全く食べたくないということもしょっちゅう。
食べることが大好きだった私にとって、あんなにもご飯が美味しくない日々は本当に辛かったです。
悪阻中に食べられたもの
食べられたもの
- クリーム系のパンやアップルパイ等の菓子パン
- グミ、飴、クッキー等のお菓子
- マックのハンバーガー&ポテト
- リンガーハットのちゃんぽん麺
- 焼きそば、たこ焼き等のソース系の味付け
- 醤油&塩のみで味付けしたチャーハン
- 麻婆豆腐
- ニンニクの香り弱めの冷凍パスタ
- お餅
- こんにゃくゼリー
- ヨーグルト
- すっぱい系の炭酸飲料
- 柑橘ジュース
- アイスキャンディー
「食べられるもの探し」の毎日の中で、どんなに食欲がなくても安定感を持って食べられたものはパンでした。
特にクリーム系のパンやアップルパイ等の菓子パンが食べやすく、長時間お腹にたまって食べ悪阻が落ち着くので
よくミニサイズのクリームパンを常備していました。
他の常備食品としては、グミ、飴、クッキー等のお菓子類。
気持ち悪くなりやすい電車移動の時には、必ず何種類かお菓子を買い込んで鞄に忍ばせていました。
同じお菓子でも、そういえば、チョコレート系やせんべい系のお菓子には、あまり手が伸びなかったように思います。
外食では、マックのハンバーガー&ポテトや、リンガーハットのちゃんぽん麺をよく食べていました。
家で食べる時によく作っていたのは焼きそば。
ネットで調べてみると、悪阻中にソース系の味付けが食べやすかったという人は結構多いみたいですね。
そんな情報を読んだので、冷凍のたこ焼きなんかも買ってきてみましたが、これも、なかなか食べやすかったです。
あとは、醤油&塩のみで味付けしたチャーハンや麻婆豆腐もよく作って食べてました。
悪阻中は化学調味料が苦手になっていたので、醤油&塩のみで味付けしたシンプルなチャーハンを作っていたのですが
なぜか化学調味料で味付けしているはずの麻婆豆腐は比較的食べやすかったです。
今なら食べられる体調かも!と思った時にすぐに食べられる冷凍パスタも重宝しました。
お店で食べるパスタよりもニンニクの香りがあまり強くないものも多く、比較的食べやすかったように思います。
夜中、空腹感が強くなると気持ち悪くて寝付けない時期があったのですが、その時は、腹持ちを重視して、よくお餅を食べていました。
とにかく小腹減り対策は万全でしたので、こんにゃくゼリー、ヨーグルト、すっぱい系の炭酸飲料、柑橘系のジュース、アイスキャンディー…。
この時期、冷蔵庫の中身はかつて無い程充実していたと思います。
最後に
妊娠前、私にとって悪阻のイメージはドラマでよく見るワンシーンでした。
ご飯を食べてる途中で「ウッ」となり、トイレに駆け込む。
よく見るやつです。
そのイメージが強かった私は、悪阻って食べ物全般がダメなんだと思ってました。
悪阻は人それぞれなので、もちろん、そういう人もいるかもしれません。
しかし、実際に悪阻を体験してみると
悪阻時の食の特徴
- 薄味は気持ち悪い
- ソース系はいける
- 甘い味付けのおかずは嫌
- でも甘いお菓子は余裕
正直…なんだこれという感じ。
もうこの時期は栄養バランスなんて考えてられません。
私はそんな気持ちで、なんとか悪阻を乗り切ることができました。
私の悪阻中に食べられなかったもの&食べられたものリストが、今悪阻に苦しむ方の役に立てば幸いです。それでは。